こんにちは。
今回は、ASD自己診断テスト15問というテーマでお伝えしていきます。
と気になっている方もいらっしゃるかと思います。
発達障害は、生まれながらの障害ですが、それがわからないまま生きづらさを感じているという人も多いです。
そこで今回は、ASDの傾向があるかどうかが自己診断ができるセルフチェックテスト15問をお伝えしていきます。
お伝えする内容は、あくまでも診断するものではありません。ですが、今回の内容で当てはまるものが多い場合は、受診を検討する参考になればいいなと思います。
また、今回の記事の内容はこちらから動画で視聴することも可能です。
是非ご覧になってくださいね。
おとうふメンタル相談室 チャンネルページはこちら
https://www.youtube.com/@otofu_mental/videos
Contents
【ASD】セルフチェックの前に・・・ASDについて
自己診断テストの前に:ASDとは
セルフチェックの前に、ちょっとだけASDについてお話します。
ASDとは、自閉症スペクトラムのことですが、古い診断基準での呼び方は、アスペルガー症候群や自閉症などです。
知的水準が高いか・遅れているか、自閉傾向が軽微か・顕著かによって、カテゴライズされていました。その中でも、知的水準が高く、自閉傾向が顕著な場合の診断は、アスペルガー症候群です。
知的水準に遅れがあり、自閉傾向が顕著の場合の診断は、自閉症として診断されていました。
知的水準に関わらず、自閉傾向が軽微な場合は、特定不能の広汎性発達障害と診断されていたようです。
現在では、これらのカテゴライズはなくなり、全てをASD(自閉症スペクトラム)と呼ぶ ようになりました。境界を区別できない連続的なものとして捉えられています。
ASDの人口
続いて、ASDの人口についてお伝えします。
近年、ASDは50人に1人いると言われたり、100人に1人いると言われたりしています。
正確な数字は定かではありませんが、大人になってから発達障害に気づく、いわゆる大人の発達障害と呼ばれる方たちは多いです。
また、ASDの特性の中にはセルフモニタリングの苦手さがあります。
この特性がある場合、自分がどのような行動をして、どのような結果になったかということを振り返るのが難しく、 困りごとはあるが、原因が何なのかわかりづらいという方も多い です。
これからお伝えするセルフチェックは、あくまでも診断をするものではありません。しかし、当てはまる項目が多い場合は、病院の受診を検討するのもいいかもしれません。
中には、過去に通院したことがあり、発達障害ではないと言われた人もいるかもしれません。
しかし、 発達障害は見た目にはわかりづらいことから、誤診されることも多い です。
もしあなたが生きづらさを感じているのであれば、病院や心療内科を受診して相談してみるといいと思います。
【ASD】自己診断テストをセルフチェック
それではここから、ASDのセルフチェックについてお伝えしていきます。
15問ありますので、「はい」か「いいえ」で答えてください。
- 他の人と話しているときに、相手がどを感じているかを理解するのが難しい
- とても苦手な感触がある
- チームで働いたり、集団で活動することが難しい
- 他の人が自分に対して何を求めているか理解するのが難しい
- 交流の場などで、どのように振る舞えばいいのかわからないことがある
- 雑談など、特にテーマのない会話が苦手
- あせることがあり、落ち着くのに時間がかかる
- 友達を作ることが苦手だ
- 会話の中で自分が話す番なのか、相手が話す番なのかわからなくなることがある
- とても苦手な音がある
- 相手の表情や動きから心情を理解することが苦手
- 全体像を把握することが苦手で、逆に細部についてはよく覚えている
- 会話の中で、相手が意図していることの理解が難しい
- 思い通りに進まない時に混乱したり、焦ったりしてしまう
- 蛍光灯など特定の光が苦手
【ASD】チェック結果
いかがだったでしょうか?
「はい」が0から3個以内
特にASDの傾向は見られませんが、もし生きづらさを感じているのであれば、何らかの特性があるのかもしれません。
「はい」が4個から9個
何らかの発達障害の特性が関係している可能性があります。
「はい」が10個以上
ASDの傾向があるように思います。また、その傾向が生きづらさに関わっているかもしれません。
セルフチェックの内容は以上になります。
次回は、発達障害の有名人について何人か紹介していく予定ですので、ぜひ楽しみにお待ちください。
ASDの自己診断テストの注意点
ASDの自己診断テストの結果、当てはまるものが多い場合には
「自分は大丈夫なんだろうか・・・」
「もしかしたら障害があるのかな?!」
と、不安になる方もいるかと思います。
そういう気持ちになることも分かりますが、でも大丈夫ですので安心してください。
紹介の仕方により個数が気になってしまうかもしれませんが、 重要なのはその度合いや頻度であったり、幼少期からも発達障害の特性が見られるかどうかが診断に関わります。
個数だけで決まるものではありません。
また、今回はあくまでも「自己診断」であり、医師からの正式な診断は先述のとおり幼少期のころの過ごし方なども総合的に見て判断されます。
最終診断は受診をして判断するようにしてください。
ASD自己診断テストで当てはまるものが多かった場合
「ASDの自己診断テストで当てはまるものが多かったらどうすればいいんだろう?」
と、思われる方もいるかと思います。
この場合にまず考えてみてほしいことが2つあります。
1つ目は「自分自身が社会で生活をしていく上で困りごとや生きづらさを感じているかどうか」ということです。
チェックの個数が多かったとしても、それよりも重要なことはチェック項目によって困っているかどうかの方が大切です。
逆に言えば、チェックの数がいくら多いとしても「それでも生活をしていくことはできているし、大きなストレスも感じていない」という状態なのであれば、それは幸せなことと言えるのではないでしょうか。
特に大きな悩みなのが無いのであれば、わざわざ診断を受ける必要はありません。
2つ目は、もしあなたが「困りごとや生きづらさ」を感じているとした場合に「発達障害であるという診断が出てほしいかどうか」ということです。
僕は今まで多くの発達障害と診断をされた方達とお会いする機会がありました。
そしてその中には
- 診断がついたことで安心した・納得した・前向きになったという人
- 診断がついたことがショック・悲しい・知らなければよかったという人
これらのどちらの方達も存在しています。
個人的には診断がつくことで得られるメリットとして、周囲の人への配慮依頼がしやすくなるということや、手帳を取得すれば金銭的なメリットもあると感じています。
しかし、診断がつくことで精神的にネガティブに感じるという方も少なからずいます。
チェック項目が多かった場合、あなたは「医師からの診断がつくこと」を望みますか?
そちらもあわせて考えてみてくださいね。
おとうふメンタル相談室 その他の記事はこちら
https://office-aria.com/sitemap/
仕事や人間関係がうまくいかない。
わたし、もしかして発達障害なのかかな・・・?