こんにちは、おとうふです。
ADHDの男女比は2:1とか4:1など、実は男性の方が多いと言われています。
この理由として、女性の場合は男性よりも適応力が高いことが多く、周りの女性がサポートしてくれることで問題が表面化されないとも言われています。
その一方で、適応力があるばっかりに、ADHDの本人自身も頑張りすぎて、過剰に適応しすぎる場合もあれば、女性ならではの「陰でいじめられる」ことで問題が表面化していないという場合もあるんです。
そしてその結果、頑張りすぎて心身ともに疲れてしまったり、いじめや失敗から自己否定してしまうということがあります。
こうしたことが続くと、うつ病など二次障害につながることも少なくありません。
そこで今回は、女性ADHDの特徴5選というテーマでお伝えしていきます。
記事を読むことで、女性ならではのADHDの特徴がわかります。もしうまくいかないことがあった場合の、自己理解や問題解決につながると思いますので、ぜひ最後までご覧になってくださいね。
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Contents
ADHD 男性と女性の違い
まずはじめに、男性と女性のADHDの違いについてお伝えします。
女性の場合、男性よりもコミュニケーションの中で共感力が求められるということがあります。
友人や家族が悩んでいたり困っている状況の時に、共感的な態度をとることによって、感情面のサポートをする、感情的な安心感でつながりを感じることがあるんです。
また、女性の場合は、所属しているコミュニティの関係性をできるだけ維持するように働きかけることも多いです。そのため、少し苦手なことがあっても、それをサポートしてくれる存在がいることによって、問題が表に出づらいということもあるんですね。
しかし、ADHDの女性の中では、こういった「共感」が苦手だったり、感情的なサポートではなく、直接的な表現で伝えることで関係性を悪化させてしまう場合もあります。
また、女性の場合は、月経などによりホルモンバランスが乱れることで、気持ちが不安定になったり、特性が強く出ることもあります。
最後に、もしかしたらあなたの身近にもいるかもしれませんが、少しの失敗やミスなどは天然でかわいいと見られることで、失敗やミスも個性だと捉えられてしまい、問題として現れないということもあるかもしれませんね。
女性ADHDの特徴5選
女性ADHDの特徴5選 1:自己評価と他者評価に差がある
1つ目は、 自己評価と他者評価に差がある です。
ADHDの女性に多いのは、学生時代に失敗体験が多いことです。
よく聞くのは、いじめを受けたり、否定的な態度を取られること。人との距離感がわからずに距離が近すぎて、率直な物言いで相手を傷つけることなどがきっかけになってしまいます。
先ほどもお伝えしたとおり、一般的に女性はコミュニティを大事にします。
しかし、ADHDの特性により関係性を壊してしまい、そういった失敗体験から、自己評価が低くなるという場合があります。
一方で、ASDの特性も相まって、他人に興味がない方の場合は、自分は自分、他人は他人と考えている場合もあります。さらにセルフモニタリングができないと、自己評価が逆に高くなることもあるんです。
自己評価が低い方の場合は、

- 私は何も上手くやれない
- また失敗してしまった
- いつも誰かを失望させてしまう
と言うようなことを考えているかもしれません。
一方で、自己評価の高い方の場合は、

- 私の話好きは、人を惹きつける魅力だと思う
- 失敗してもそこから学べばいいや
というように考えていたりするかもしれません。
女性ADHDの特徴5選 2:話すぎる・間髪入れずに話す
2つ目は、 話すぎる・間髪入れずに話す です。
通常だと女性はそもそも、おしゃべりが好きと言う方もいると思います。
女子会を開いたり、友人とランチに行って近況を報告しあったりしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そしてこの場合、相手の話を聞きながら、話題をさらに展開して広げていく、そうしてさまざまなおしゃべりをすることが、楽しく感じられたり、ストレス発散になっているという場合もあるかもしれません。
しかし、ADHDの女性の場合、相手の話を聞いたうえで、自分が関心を抱いた部分であったり、自分の経験談を伝えるなど、自分語りのようになってしまうということがあります。
また、話を聞いている最中に注意力が続かず、話の内容を理解できていないというようなこともあるかもしれません。その場合に、自分から話して言葉にすることで、情報を補完したり思考を整理するということに役立っている場合もあります。
こう言った方の場合は、心の中で、

- あー、また話しすぎちゃった
- あれ?今って何の話をしていたんだっけ?
というようなことを考えていたりするかもしれません。
女性ADHDの特徴5選 3:時間管理やマルチタスクが苦手
3つ目は、時間管理やマルチタスクが苦手です。
ADHDの方の中には、スケジュール管理の苦手さがあるという方もいらっしゃいます。
また、ワーキングメモリの影響で、マルチタスクが苦手になるという方も多いです。
女性の場合、仕事の中で担う役割が事務職やサービス職という部門を担当することが多いと言われており、これらは電話対応や来客対応・掃除・事務処理・庶務などさまざまな業務が含まれており、マルチタスクな環境になりがちだったりもします。
さらに女性だと、育児や家事とも両立しなければいけないといった場合もあり、僕もよくあるんですが、料理をしている間に「パパこれ見て」と呼ばれたり、少し目を離して洗濯物を干している間に、大泣きしていてその対応もしなければいけないというような、マルチタスクな状況になりがちで、上手く作業を切り替えられず、いっぱいいっぱいのように感じてしまうという場合がありますね。
このような方の場合は、心の中で

- もっと要領よくできたらいいのに
- 自分はキャパシティが足りないな
というように考えていたりするかもしれません。
女性ADHDの特徴5選 4:部屋の片付けが苦手で散らかっている
4つ目は、部屋の片付けが苦手で散らかっているです。
これにはいくつかの特性の原因が考えられます。
例えば、
- 不注意
- 先延ばし
- 段取りの苦手さ
- 空間認識の苦手さ
といったようなものが当てはまるかもしれません。
例えば不注意の特性がある場合は、音楽をかけながら掃除をしようと思ってYouTubeを開くと、ふと他にオススメで出てきた動画を見てしまい、気づけば時間が過ぎていってしまうというようなことが起こったりもします。
また、優先順位付けが苦手で何を捨てていいか判断できず迷っているうちに面倒くさく感じてしまって、片付けはまた今度にしようと思うこともあるかもしれません。
段取りが苦手な場合は、どう片付けていくと効率が良いか、今日はここまでやって来週にここをやろうというような見通しが立てられないことで、結果として面倒くさくなって先延ばしにしてしまうというようなことにつながっている場合もありますね。
女性ADHDの特徴5選 5:不安障害やうつ病を伴うことが多い
5つ目は、不安障害やうつ病を伴うことが多いです。
これまでお伝えしてきたことから、女性のADHDの方も男性同様、失敗したと感じることは多いです。さらに最初にお伝えしたような女性同士のコミュニティの中で、失敗する傾向がある方の場合は、うまく組織に馴染んでいくことができずに仕事を転々としてしまう、人間関係の失敗が続いてしまうといったようなことにつながってしまう場合もあります。
また、女性ならではのホルモンバランスが、月経の周期によって乱れることで精神面も不安定になってしまい、不安感や自己否定を強めてしまうといったようなことがあります。
そしてこれらのような状態が続いたり、過度なストレスを感じることによって、別の二次障害のリスクが高まるというように考えられています。
まとめ
いかがでしたか?
今回は女性ADHDの特徴5選というテーマについてお伝えしてきました。
また、続編で女性ASDの特徴についてもお伝えしていこうと思いますので、そちらも楽しみにお待ちください。
思考が変われば、未来が変わります。
もしあなたが今、うまくいかない状況だとしても、その原因となるものの可能性について考えたり、今後の対策について考えて行動するようにすれば、きっと望む未来に近づいていくことができると思います。
僕も、文章作成中に娘に呼び出されて、作業ができなくてツライ!というような時もあるんですが、じゃぁ代わりにこの時間にこの作業をしよう!と思考を切り替えて、今後もブログ更新をがんばっていきますので、楽しみにお待ちくださいね。
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