こんにちは。
心理カウンセラーのおとうふです。
この記事を読んでいるあなたは、今子育てについてこんな悩みを抱えていませんか?
- 「子供の些細な言動に対して、瞬間的に怒鳴ってしまう」
- 「『泣いちゃダメ!』と厳しく叱りすぎて、後で寝顔を見て自己嫌悪に陥る」
- 「自分が親にされて嫌だったことを、自分の子供にもしてしまいそうで怖い」
「私は毒親なんじゃないか…」
「このままじゃ子供の心を傷つけてしまう…」
そうやって自分を責めて、夜な夜な一人で泣いているお母さんやお父さんもいるかもしれません。
でも、どうか自分を責めないでください。
あなたが子供にイライラしてしまうのは、愛情が足りないからでも、性格が悪いからでもありません。
それは、目の前の子供を通して、あなたの中にある傷ついたインナーチャイルドが刺激されているからなんです。
そこで今回は、なぜ子育て中に特有のイライラが爆発してしまうのか、その心理的なメカニズムについて解説します。
僕がお伝えしているユング心理学や、ディマティーニメソッドにおける「バランスの法則」の視点から、苦しい負の連鎖を断ち切り、親子で幸せになるためのヒントをお伝えします。
今回の記事の内容はこちらで動画解説もしています。
是非ご覧になってくださいね。
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Contents
子供はあなたのインナーチャイルドを映し出す鏡
まず初めに、なぜ他の人の子供なら許せるのに、自分の子供だとこんなにも許せなくなってしまうのか。
その理由についてお話しします。
結論から言うと、子供はあなたのインナーチャイルドの状態を映し出す鏡のような存在だからです。
子育てというのは、自分の思い通りにならないことの連続ですよね。
そのストレスがかかった状況下では、大人の理性である「ペルソナ」が剥がれ落ち、無防備なインナーチャイルドが顔を出します。
すると、目の前でわがままを言ったり、泣き叫んだりする我が子を見て、あなたの中のインナーチャイルドがこう叫びます。
「ズルい!私はそんなこと許されなかったのに!」
「私はもっと我慢して『いい子』でいたのに!」
「私がされた辛かった怒られ方をあなたも受けた方がいい!それが正しいんだ!」
つまり、子供へのイライラの正体は、かつて親に甘えられなかったり、厳しくしつけられたりした「幼少期のあなたの悲しみや嫉妬」なのです。
子供を叱っているようで、実は「過去の自分」を見ている。
これが、子育てが苦しくなってしまう一番の根本原因なんですね。
なぜ子供にイライラするのか?2つの心理メカニズム
「頭ではわかっているのに、どうしても怒りが止められない」
そんな時に心の中で何が起きているのか、2つの心理メカニズムから紐解いていきましょう。
1.【ユング心理学】子供は「禁止している自分」を演じている
1つ目は、ユング心理学におけるシャドウと呼ばれる自分の中の影の視点です。
私たちは大人になる過程で、「わがままを言ってはいけない」「泣いてはいけない」といったルールを自分に課して、本来の自由な自分を心の奥底にあるシャドウの中に押し込めてしまいます。
しかし、子供というのは自由奔放で、親が必死に隠しているこのシャドウを、目の前で悪気なく表現する存在です。
- あなたが「甘えること」を禁止している場合
子供が「抱っこして!」「ママがいい!」と甘えてくると、無性にイライラして突き放したくなります。 - あなたが「ダラダラすること」を禁止している場合
子供が宿題もせずにゴロゴロしているのを見ると、「ちゃんとしなさい!」と過剰に怒鳴りたくなります。
これは、子供が悪い子だからではありません。
子供が、あなたが必死に我慢している「禁止された欲求」を目の前で見せつけてくるため、
「私は我慢しているのに、どうしてあなたは平気でそれをやるの!?」
という心の反応が起きているのです。
子供への怒りは、あなたが自分自身に課しているルールの厳しさを教えてくれているんですね。
2.【バランスの法則】親の「偏り」を子供が戻そうとしている
2つ目は、ディマティーニメソッドにおけるバランスの法則の視点です。
家族というシステムは、無意識のうちに全体のバランスを取ろうとする働きがあります。
もし、親であるあなたが「ちゃんとしなきゃ」「完璧な親でいなきゃ」と、過剰に「正しさ」に偏りすぎているとどうなるでしょうか?
バランスの法則によって、子供は無意識に「ルーズさ」を演じることで、家庭内のバランスを取ろうとします。
- 親が完璧主義であればあるほど、子供がだらしなくなる
- 親が感情を抑圧していればいるほど、子供が感情を爆発させる
不思議に思うかもしれませんが、子供の「困った行動」は、親であるあなたの「偏り」を緩めるために起きている愛の行動とも言えるのです。
あなたが「まぁいっか」と肩の力を抜いてバランスを取り戻せば、子供も極端な行動をする必要がなくなり、自然と落ち着いていくことが多いんですよ。
インナーチャイルドの世代間連鎖を断ち切るために親ができること
それでは、この苦しいパターンから抜け出し、子供との穏やかな関係を築くためにはどうすればいいのでしょうか。
今日からできる具体的なステップをお伝えします。
ステップ1:子供ではなく「自分」を癒すことを優先する
一番大切なのは、子供を変えようとするのではなく、まずは親である自分自身を癒すことを最優先にすることです。
飛行機の酸素マスクと同じで、まずは親が酸素を吸って余裕を持たなければ、子供を助けることはできません。
イライラした時は、子供を叱る前に、自分自身のインナーチャイルドにこう問いかけてみてください。
「私は今、本当はどうしたかったの?」
「私も本当は、あんな風に泣きたかったのかな?」
そして、「私も甘えたかったよね」「頑張って我慢してきたもんね」と、過去の自分を抱きしめてあげてください。
あなたが自分自身の欲求を満たしてあげれば、子供に「ズルい」と感じることはなくなります。
親が満たされていること。それが、子供にとって何よりの安心材料になるのです。
ステップ2:自分への「禁止令」を緩める
次は、自分が持っている厳しいルール、つまり自分への禁止令を少しずつ緩めていきましょう。
子供のだらしない姿にイライラするなら、あなた自身が少しだけ「だらしない時間」を作ってみてください。
子供のわがままに腹が立つなら、あなた自身がパートナーや友人に「わがまま」を言ってみてください。
あなたが自分に対して
「ちゃんとしなくても愛される」
「ダメな部分があってもいい」
と許可を出せるようになると、不思議なことに、子供の同じ行動を見てもイライラしなくなります。
「お母さん(お父さん)も完璧じゃないから、あなたも完璧じゃなくていいよ」
そんな無言のメッセージが伝わった時、子供は安心して、のびのびと育ち始めるのです。
僕の場合|世代間連鎖を断ち切るために
子育てって本当に大変ですよね。僕も娘と息子がいますが、毎日格闘だなと感じています。
特に上の子の娘ちゃんには、色んな僕の未消化な気持ちをぶつけてしまったなと思うことがありました。
その都度「どうしてあんな言い方をしちゃったんだろう・・・」「本当はこんなに大好きなのに・・・」と自分を責めてしまうこともありました。
僕は自分でこの外側で起きている「娘に怒ってしまう現象」が自分の内側の問題であると気づくことができまして、そして「親にされて嫌だった怒られ方」をしてしまっていることに気づけました。
「親と自分は違う」「自分は子供への伝え方を変えたっていい」そうして自分に再学習をさせることで、少しずつ子育ての対応が変わってきているなと実感しているところです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、インナーチャイルドと子育ての関係、そしてイライラの正体についてお話ししました。
- 子供は親のインナーチャイルドを映す鏡
- イライラは「私は我慢しているのに!」という叫び
- 親が自分を許せば、子供も許せるようになる
子育ては、かつて自分が親からもらえなかった愛を、もう一度体験し直す素晴らしい機会でもあります。
子供へのイライラは、「もっと自分を大切にしていいんだよ」というインナーチャイルドからのサインです。
どうか、いい親になろうとして、これ以上自分を追い詰めないでくださいね。
あなたがあなたらしく、笑顔でいること。
それが、子供への最高の子育てであり、負の連鎖を断ち切る唯一の方法なのですから。
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