こんにちは。
心理カウンセラーのおとうふです。
この記事を読んでいるあなたは、今こんな風に感じていませんか?
- 「自己肯定感を高めようとポジティブな言葉を使っているけど、心は苦しいまま」
- 「ダメな自分を無理やり肯定しようとして、逆に辛くなってしまう」
- 「自信を持とうとすればするほど、不安が大きくなる気がする」
「もっと自分を好きにならなきゃ」
そう思って頑張っているのに、空回りしてしまう。それはとても苦しいですよね。
でも、もしかするとそれは、目指しているゴールが少しズレているからかもしれません。
実は、私たちが幸せに生きるために本当に必要なのは、「自己肯定感」よりも、その土台となる「自己受容」なんです。
そこで今回は、混同されがちなこの2つの違いと、なぜ自己受容こそが最強のメンタルなのか、その理由を解説します。
僕がお伝えしているユング心理学や、ディマティーニメソッドにおける「バランスの法則」の視点から、頑張らずに心を安定させるヒントをお伝えします。
他にもこちらで動画解説もしています。
是非ご覧になってくださいね。
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Contents
似ているようで全然違う!「自己肯定感」と「自己受容」
まず初めに、この2つの言葉の違いについて整理しておきましょう。
関係性としては、建物の「家」と「土台」のようなものだとイメージしてください。
- 自己肯定感(家)
「私はできる」「自分には価値がある」という感覚です。
これは「何かができる」という行動や成果に紐づきやすく、失敗したり評価されなかったりすると崩れやすい側面があります。 - 自己受容(土台)
「良い自分もダメな自分も、これが私だ」と認める感覚です。
これは「ただ存在している」ことへの許可であり、何があっても崩れない安心感のベースです。
多くの人は、この「自己受容という土台」がないまま、立派な「自己肯定感という家」を建てようとしてしまいます。
土台がグラグラな状態で、高い家を建てようとすれば、当然不安定になりますよね。
だから、ポジティブになろうとすればするほど、苦しくなってしまうのです。
なぜ「自己受容」が最強なのか?心理学的な理由
では、なぜ「高める」ことよりも「受け入れる」ことが最強のメンタルに繋がるのでしょうか。
その理由を2つの心理学的視点から解説します。
1.【ユング心理学】否定していた「半分の自分」を取り戻せる
1つ目は、ユング心理学の視点です。
自己肯定感を無理に高めようとする時、人は無意識に「ネガティブな自分」であるシャドウを切り捨てようとしてしまいます。
「ポジティブな私はOKだけど、ネガティブな私はNG」
これでは、いつまで経っても自分自身と戦い続けることになります。
しかし、自己受容とは「ネガティブな自分」も仲間に入れてあげることです。
今まで否定していた半分の自分と統合することで、エネルギーの漏れがなくなり、どっしりとした安定感が生まれます。
2.【バランスの法則】「中庸」こそが愛の状態
2つ目は、ディマティーニメソッドにおける「バランスの法則」の視点です。
宇宙の真理は「プラスとマイナスが半分ずつ」です。
「常にポジティブでなきゃいけない」というのは、不自然な偏り(アンバランス)です。
一方で、「ポジティブでもいいし、ネガティブでもいい」と両面を受け入れている状態を「中庸(ちゅうよう)」、またはフラットな状態と呼びます。
このフラットな状態こそが、最もストレスがなく、自分自身を純粋に愛せている状態なのです。
僕の場合:自己肯定感を高めるのを「諦めた」時
ここで少し、僕自身の体験をお話しします。
僕も昔は、「すごい自分」になろうと必死で自己肯定感を高めようとしていました。
たくさん勉強して、成果を出して、自信をつけようとしたんです。
でも、どれだけ頑張っても、心の奥底にある不安は消えませんでした。
そんなある時、ふと疲れ果ててしまって、
「もういいや、自分はポンコツのままでいいや」
と、良い意味で諦めた、つまり降参した瞬間がありました。
すると不思議なことに、その瞬間、肩の荷が降りて、
「ああ、こんな自分で生きていていいんだ」
という、今まで感じたことのない深い安心感が湧き上がってきたんです。
高めるのをやめた途端に、心が満たされる。
このパラドックス(逆説)こそが、自己受容のパワーだったんですね。
自己受容を深めるための3つのステップ
それでは、どうすればこの自己受容の感覚を育てていけるのでしょうか。
今日からできる3つのステップをご紹介します。
ステップ1:今の感情に「降参」する
最初のステップは、今の感情に「降参」することです。
不安や劣等感が出てきた時、「こんなこと思っちゃダメだ」「ポジティブにならなきゃ」と抵抗するのをやめてみてください。
その代わりに、
「ああ、今不安なんだな」
「あの人に嫉妬しているな」
と、ただ事実として認めてあげるんです。
感情と戦うのをやめるだけで、心は驚くほど軽くなります。
ステップ2:自分への「ジャッジ」をやめる
次のステップは、自分への「ジャッジ」をやめることです。
自分の感情や行動に、「良い・悪い」のレッテルを貼らない練習をしましょう。
「怒るのは悪いこと」ではなく、「ただ怒りという感情があるだけ」。
「失敗は悪いこと」ではなく、「ただ期待通りの結果が出なかっただけ」。
裁判官のように自分を裁くのをやめて、ただの観察者になるイメージです。
ステップ3:ダメな部分の「メリット」を見つける
最後のステップは、バランスの法則を活用して、ダメな部分の「メリット」を見つけることです。
あなたが嫌っている自分の欠点にも、必ず恩恵(メリット)があります。
例えば、「臆病な自分」がいるからこそ、「慎重に準備ができる」のかもしれません。
「冷たい自分」がいるからこそ、「冷静な判断ができる」のかもしれません。
否定していた部分のメリットを見つけて、嫌っていた自分と仲直りをすることが、深い自己受容へと繋がります。
僕の場合:とはいえ行動も大切
ここまで「ありのままを受け入れる」というお話をしてきましたが、最後に僕の実体験から、もう一つ大切な視点をお伝えします。
それは、「自己受容というあり方」と同時に「行動」も大切だということです。
自己受容が進み、あり方が高まっていくと、
「何もしていない自分でも大丈夫」
「能力が低くても、誰かに認められなくても大丈夫」
ということが、頭だけでなく感覚として身についてきます。
これは素晴らしいことですが、だからといって「じゃあ何もしなくていいや」と行動をやめてしまうと、現実はどうなるでしょうか?
毎日何をやってもうまくいかない、誰からも必要とされない、という現実が続けば、結果的に「やっぱり自分はダメだ」と自己肯定感が低くなってしまうことにも繋がります。
だからこそ、
「どんな自分でも価値がある」という土台を持った上で、
「自分が本当にやりたい分野や、好きなことを通じて自分らしさを発揮する」
という「行動」をしていくことも、とても大切なんです。
ありのままを認める「あり方(Being)」と、自分らしく表現する「行動(Doing)」。
この2つのバランスを取ることが、長く続く幸せなメンタルを作る秘訣だと僕は感じています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、自己肯定感と自己受容の違い、そして最強のメンタルを手に入れる方法についてお話ししました。
- 自己受容は「心の土台」
- 良い自分も悪い自分も認める「中庸」を目指す
- あり方(受容)と行動のバランスが大切
自己肯定感は、無理に高めようとしなくて大丈夫です。
まずは「どんな自分でも大丈夫」という自己受容の土台を作ってあげてください。
そうすれば、自然と揺るがない自信の家が建っていきますからね。
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